マスコミと観衆の関係。

成宮寛貴さんが引退されるそうで。特段ファンだったわけではありませんが、いい俳優さんだったので引退は大変残念です。

引退の引き金…というか決定打となったのは写真週刊誌FRIDAYの記事。これが誤報なら当然、廃刊も致しかたないというかそれぐらいの責任持って報道せぇよってところですが。

 

Twitterなどをみると成宮寛貴さんを擁護する意見、FRIDAYを批判する意見が圧倒的ではあるんですが、何か違和感が。

 

同じ頃、テレビ朝日の『グッド!モーニング』のアナウンサー同士の不倫報道がありました。こちらはご存じ文春砲での報道ですが、このお二人を擁護する意見はほとんど見当たりません。「自業自得」という意見がほとんどです。

 

「当然でしょ?成宮クンは事実無根で証拠も無いのにあんなこと書かれて。アナウンサー不倫は自業自得。」

 

本当にそうでしょうか???

 

私は成宮寛貴さん同様、例のテレ朝のアナウンサーの方々とも面識はありません。

地方住みの私は『グッド!モーニング』という報道番組も観たことすらありません。

 

不倫報道もあの写真とニュースしか知り得ません。「手慣れた様子で〇〇アナの家に入り、〇時間後にでてきた」という文面。

 

おそらく黒なんでしょうが、あの写真とあの写真の間に何時間が経過していたのか、あの写真のマンションが誰の家なのか、誰が見てわかるんでしょうか。

おそらく黒なんで本人のマンションで、〇時間一緒に過ごした後の写真なんでしょうが、なぜあの写真とニュースは皆信じて、成宮寛貴さんのニュースは信じずに庇うのでしょうか。

 

フラットな目線で見れば、どちらのニュースも信憑性が無いと言えば無いし、あると言えばある、程度の写真です。

要はそれを目にする方々が「どう解釈したいか」によって変わるんだと思います。

 

人は自分に都合の良い情報を入れたがり、

自分に都合の良い情報を信じます。

写真週刊誌の記事も、信じたければ信じるし、信じたくなければ信じません。

 

「だってLINEのやり取りスクショまで出てるじゃん」

そのスクショが本物かどうか、縁も所縁も無い他人に判断できますか?…本物なんでしょうけど。

 

要はそういうことなんですよ。

信じたけりゃ信じてあげてください。

しかし他人にその思想を押し付けるのはやめてください。

 

成宮寛貴さん、今後の人生に活路を見出せるといいですね。

映画『君の名は。』感想と揚げ足取り。

超絶大ヒット映画『君の名は。』観てきました。

なるほど大ヒットするだけはある…のか?というのが正直なところ。

構成は素晴らしかったと思います。画も綺麗。声優さんも音楽もバッチリです。

が。

(以下ネタバレを含みます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物の動きに全く共感できません。なので感情移入ができず、全く泣けません。

私が年を重ねて、現代の高校生が宇宙人に見えるだけでしょうか。

 

・奥寺先輩は綺麗でオシャレで、自分がモテモテであることを自覚している女性のはずです。でなければバイト先に「奥寺、入りまーす!」とか言いながら出勤できません。

それなのに、年下イケメンの瀧くんに女子力高い刺繍をされて(そもそもバイト先の制服に刺繍っていいの?)喜び、カフェで女同士同様の会話を楽しみ、デートにこぎつける。

「意外にも男性に慣れておらず、女子力の高さ(会話含め)に惹かれる女性」な設定ですか。とても謎です。

 

・瀧くんも三つ葉ちゃんも、美男美女なので両思いになりました、ってことでいいですか?少女漫画ですか?

もし自分が映画のような入れ替わりを経験した場合、まずは仮病でも使って学校を休み、じっくりと状況把握すると思うんですが、このお二方はわざわざ制服に着替えて学校に行くんですね。トイレに行かなきゃ!の設定はリアルなのに、このいきなり学校へ行く設定はあまりにも不自然です。

また入れ替わりの際に、もっと嫌な思いをすることは無かったんでしょうか。お二方とも素直で優しい、良い所しか無くて惹かれ合ったんでしょうか。謎です。

 

・三つ葉ちゃんの住む糸森の子達は基本的に地元の高校に通う設定で宜しいですね。いじめっ子達はあんなに三つ葉ちゃんの悪口を言う割に、平日の夜に三つ葉ちゃんの巫女姿を拝みに来る暇人という設定で宜しいですね。謎です。

 

・瀧くんと三つ葉ちゃんは入れ替わり時にたまたま彼氏彼女がいなかっただけで、過去にはいたのでしょうか。

またエンディングで再会できた際もお互いフリーでしょうか。

もっと言うと、再会までの間もフリーだったのでしょうか。

一応それぞれ様々な経験をしながら、それでも大切な人を忘れてる気がする…のでしょうか。

映画なのでその辺りのバックグラウンドを無視して「大切な…」をフォーカスするのは構いませんが、あの再会が童貞の22歳美男と処女の25歳美女の運命的な…だとしたらドン引きです。

 

・現代の都会の高校生男子はカフェ通いをするんですか?

最初は建築に興味があってカフェに行っている風でしたが、毎回同じカフェじゃなかったですか?(※勘違いだったらごめんなさいね)

建築に興味があるなら、糸森の田舎でももっと興味を出すべきでは?謎です。

 

 

新海誠さんは、人に興味が無いのかな?とさえ思いました。

最初にも書きましたが、構成は素晴らしいと思います。彗星とか、三つ葉ちゃんが巫女さんで地元を護るために入れ替わりの対象になったんだろうとか、瀧くんが何気に父子家庭とか。

ただ、人物の動きが…これに尽きます。残念です。

ゲス不倫の効能。

初めまして、こんにちは。「みちこ」と申します。日々、思ったことをゆるーく書き綴る予定です。

書き物のお仕事もしておりますので、無断転用はご遠慮くださいませ。



さて。

2016年も残すところあと2ヶ月。

お正月明けにベッキーさんとゲス極の川谷さんの文春砲が放たれてから早10ヶ月。いやぁ、時が経つのは…なんてお話はまた今度。


私は個人的にベッキーさんのことも

川谷さんのことも

なーんとも思っていませんでしたので、この事件に関しては「ただただ驚いた」。それだけでした。


その後、両者が(おそらく)散々な目に遭い、これに続くように様々なジャンルのたくさんの方々の不倫報道がなされました。

その不倫報道の多さに、おそらく世間の多くの方も、これに対しての反応は「またか…」ぐらいの反応に落ち着いてきていることでしょう。



そして。

これにより何が起きたか。


この頃のいわゆる「熱愛報道」に関して、ネット上での反応はほぼ、「独身同士だし別によくね?」というご意見です。


もちろんまだまだ必死で叩く方もいらっしゃいますし、

特定のファンの方はまた別の想いがあるかと思います。


しかし。

「もうよくね?」


これに尽きます。

独身。

子供もいない。

誰が損します?(笑)。


ベッキーさんに関しては不倫報道のはしりとして謝罪会見で失敗してしまい、散々な扱いですが、彼女の犯した罪に関しては感謝すべき有名ひとの方々も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、心の中で、ですけど。